1. サービスとは:1 つのサブスクリプションでカバーできる範囲
VPNFH はサブスクリプション制のネットワーク高速化サービスです。支払い後に受け取るのはインストーラーではなく、サブスクリプション設定です。これをクライアントにインポートすると、端末上の海外サイトや海外サービスへの通信が当サービスの回線を経由します。現在は 90+ か国、160+ 回線をカバーし、クライアントは Windows、macOS、iOS、Android、Linux の 5 プラットフォームに対応。同じサブスクリプションを台数無制限の端末で利用でき、ログは記録しません。
サイト内にはクイックスタートガイドもあり、最短ルートを示しています。登録、購入、サブスクリプション取得、インポート、接続の 5 ステップで使い始められます。本ページはその詳細版であり、困ったときに戻って確認するためのマニュアルでもあります。各手順について、なぜそうするのか、間違えるとどんな症状が出るのか、日常メンテナンスや応用設定をどう組み立てるかまで書いています。初めて使う場合はまずクイックスタートガイドを一通りたどり、どこかで詰まったら本ページの該当章に戻るのがおすすめです。しばらく使っていて特定の問題だけを解決したい場合は、上の目次から直接該当箇所へ飛んでください。
サブスクリプションとクライアントを区別しておくと、その後の迷いの大半は消えます。クライアントは端末に入れるプログラムで、トンネルを張り、通信を送受信します。サブスクリプションは設定情報のまとまりで、どんな回線があるか、各回線にどう接続するか、いつ更新すべきかをクライアントに伝えます。クライアントはパネルのダウンロードページから取得し、サブスクリプションはログイン後の概要ページまたはダウンロードページでコピーします。どちらもサイト内で静的ファイルとして直接配布することはありません。回線は随時調整されるため、静的配布では古い回線リストが渡ってしまい、「購入したのに接続できない」という誤解を生むからです。
回線は経路によって 3 種類に分かれます。IEPL 専用線は端から端までを専用回線で結ぶ固定経路で、夜のピーク時間でも揺らぎが小さく、長時間接続やリアルタイム性が求められる用途に向きます。中継回線はまず中継ノードに入り、そこから目的の地域へ転送する方式で、対応範囲が広くなります。直結回線は最寄りの地点に接続する最短経路で、遅延に敏感な通常の Web 閲覧に向きます。3 種類はクライアント上でラベルとして表示されるので、用途に合わせて選べばよく、都市名を覚える必要はありません。
| 回線タイプ | 経路の特徴 | 向いている用途 | 選び方の目安 |
|---|---|---|---|
| IEPL 専用線 | 端から端までの固定経路 | AI ツールの長い対話、ビデオ会議、大容量ファイル転送 | 夜のピーク時間は優先的に |
| 中継 | 中継ノードを経由して再転送 | 目的のサービスが特定地域のみ、やや辺鄙な地域のカバー | 専用線が不安定なときの代替 |
| 直結 | 最寄りに接続、経路は最短 | 通常の Web、検索、メール | 普段の既定 |
アカウントはあえてシンプルにしています。メールアドレスは不要で、ユーザー名とパスワードだけで登録できます。登録時に「確認メールを待つ」工程がなく、メールが迷惑メールフォルダに入って止まることもありません。その代わり、アカウントには復旧用のメールアドレスがありませんので、ユーザー名とパスワードはご自身でしっかり管理してください。パネルのログインページに復旧の入口があり、画面の案内に従って操作できます。ユーザー名は本名を避け、他サイトと同じものを使わないことをおすすめします。パネルやサポートチケットに表示されるためです。
支払いは Alipay、WeChat、USDT の 3 種類に対応しています。3 つはパネルの注文ページに並んでおり、いずれかを選んで支払いを完了すると、注文ステータスが未払いから支払い済みに変わります。7 日間の無条件返金は初めて使う人にとって最も意味のある保証です。自分の地域やよく使う時間帯で回線がどう振る舞うか分からない場合は、まず最安プランを 1 週間試し、合わなければ返金を申請してください。
先にいくつか押さえておくと、後の行き違いを避けられます。本サービスは端末数で課金しないため、パソコンが 1 台増えたからといってプランを上げる必要はありません。また、特定のサイトがいつでも必ず使えることを約束するものでもありません。回線は対象サービスの仕様変更に合わせて調整されるため、クライアントでサブスクリプションを更新して初めて最新の回線が反映されます。サイト内にインストーラーの直リンクはなく、クライアントもサブスクリプションもパネル経由です。こうすることで、バージョンと回線リストが常に一致します。海外サイトを開きたい、AI ツールを使いたい、海外の動画配信を見たいという 3 つの目的が実際の中心で、本マニュアルの以降の章もこの 3 つの場面に沿って回線選びとトラブル対処を整理しています。
本ページの使い方:8 つの章は利用順に並んでいます。初めてなら第 1 章から第 6 章まで順に読めば全流程を完了できます。すでにアカウントがあり、特定の問題だけを解決したい場合は、上の目次から該当章へ直接飛んでください。最初から読む必要はありません。
マニュアルが細かいのは、「つながらない」の多くが回線の故障ではなく、手順の順序やスイッチの状態にあるからです。サブスクリプションが未更新、クライアントが直結モードのまま、システムプロキシが有効になっていない、ルーティング規則が目的のサイトを直結リストに入れている、といったケースです。これらは第 8 章の対処表に対応する項目があります。まず第 1 章から第 6 章まで順に読めば、往復の切り分けにかかる時間の大半を省けます。すでに詰まっている場合は、第 8 章へ進み、症状から照合してください。
2. プランの選択方法:3 段階の月額プランとトラフィックパックの違い
プランの構成はシンプルです。月額プランは 3 段階で、違いは毎月の通信量だけ。価格はそれぞれ ¥9.9/月で 60GB、¥18/月で 250GB、¥28/月で 500GB です。3 段階とも機能はまったく同じで、90+ か国 / 160+ 回線、台数無制限、7 日間の無条件返金も共通です。ですから選ぶときに答えるべきは「1 か月でおおよそどれくらい通信量を使うか」の 1 点だけです。
| プラン | 価格 | 毎月の通信量 | 想定される利用強度 |
|---|---|---|---|
| 月額プラン・60GB | ¥9.9 / 月 | 60GB | Web、検索、メール、メッセージが中心で、たまに動画 |
| 月額プラン・250GB | ¥18 / 月 | 250GB | 毎日動画を見て、AI ツールも使い、複数端末を同時接続 |
| 月額プラン・500GB | ¥28 / 月 | 500GB | 4K 動画、大容量ファイル転送、家族の複数端末を常時接続 |
利用強度から通信量を見積もる
通信量の大半を占めるのは動画です。同じ内容でも標準画質と高画質では数倍の差が出ることがあり、4K はさらに上を行きます。それに比べると Web、メール、メッセージの消費はごくわずかです。ですから判断基準はこう単純化できます。ほとんど動画を見ないなら 60GB で十分、毎日 1〜2 時間見るなら 250GB が安心、回線を家庭用ブロードバンドのように使い、複数端末で常時動画を流すなら 500GB を選んでください。
見落としやすいもう 1 つの消費源は同期と更新です。OS のアップデート、クラウドストレージの同期、ソフトウェアパッケージのダウンロードも回線を通ります(これらのアプリがルーティング対象に入っている場合)。大きな更新 1 回でかなりの通信量を食うことがあります。毎月あと少しだけ足りないと感じるなら、すぐにプランを上げる前に、まずこうしたバックグラウンドの処理が動いていないか確認してください。
トラフィックパック:使い切るまで有効、期限なし
月額プランとは別に、3 段階のトラフィックパックがあります。¥158/300GB、¥358/1000GB、¥658/3000GB です。トラフィックパックの性質は月額プランと異なり、毎月リセットされず、使い切るまで有効で、期限はありません。向いているのは 3 つのケースです。使用量に季節性があり、数か月は大量に調べ物をして他の月はほとんど使わない。月額プランはあるがときどき足りなくなるので緩衝を用意したい。毎月の更新をしたくなく、一定期間分をまとめて買っておきたい。
| トラフィックパック | 価格 | 容量 | 有効期間 |
|---|---|---|---|
| トラフィックパック・300GB | ¥158 | 300GB | 使い切るまで有効、期限なし |
| トラフィックパック・1000GB | ¥358 | 1000GB | 使い切るまで有効、期限なし |
| トラフィックパック・3000GB | ¥658 | 3000GB | 使い切るまで有効、期限なし |
通信量のリセットとアップグレードの計算
月額プランの通信量は、利用開始日を基準に毎月リセットされます。毎月 1 日ではありません。たとえば 12 日に開始した場合、以降は毎月 12 日がリセット日です。これによりリセット周期と利用周期が揃い、月の途中で始めたのに暦月で半月分を差し引かれることも、買った 2 日後にリセットが来て 1 周期を無駄にするということも起きません。
途中でアップグレードすると、差額が残り日数で按分されます。たとえば下位プランから上位プランへ上げる場合、2 つのプランの差額を当月の残り日数で割った分を支払うだけで、1 か月分を買い直す必要はなく、すでに使った通信量がゼロに戻ることもありません。具体的な金額は注文ページで自動計算され、確定前に確認できますので、自分で計算する必要はありません。一時的に少しだけ通信量を足したいだけなら、アップグレードよりトラフィックパックのほうが得です。トラフィックパックは、その期間に使い切っていない月額プランの通信量を上書きしないからです。
通信量は利用開始日を基準に毎月リセット(毎月 1 日ではない)。途中のアップグレードは差額を当月の残り日数で按分。トラフィックパックは使い切るまで有効で、期限なし。
よくある誤解:端末数でプランを選ぶ
同種のサービスには同時接続端末数で段階を分けるものがあり、そのため「まず自分の端末数を数えて、対応する段階を探す」という習慣がついてしまいます。本サービスは台数無制限なので、この軸は成立しません。ノート PC 1 台でも 5 台同時でも、使うのは同じサブスクリプション、同じ通信量プールです。本当に見るべきは、それらの端末を合わせて 1 か月にどれだけ通信量を使うかです。逆に、端末が 1 台でも毎日 4K 動画を見るなら、下位ではなく上位を選ぶべきです。
複数端末には見えにくいコストもあります。端末ごとに利用時間が重なることがあるのです。昼は会社でノート PC、夜は家でテレビボックスなら時間帯がずれていますが、家族が常時動画を流し、同時に自分が AI ツールを使えば消費は重なります。見積もりは平均値より「最も忙しい数日」を基準にしたほうが実態に近くなります。
まず最安プランで 1 週間試す
自分の地域やよく使う時間帯で回線がどう振る舞うか分からないときは、最安プランを買って 1 週間使い切ってから決めるのが最も確実です。7 日間の無条件返金がこの試用期間をカバーします。1 週間のうちに夜のピーク時間の性能が期待に届かなければ返金を申請できます。通信量が足りないだけなら、注文し直すより上位へアップグレードするほうが得で、使用済みの通信量もゼロになりません。最初から最高プランを買って後悔するより手間が少なく、アカウントを作り直すより後腐れもありません。
試用期間中は、よく使う場面をひととおり試してください。常用の AI ツール、よく見る動画配信、よく訪れる海外サイトをそれぞれ 1 回ずつ。トップページが開けるかどうかだけを見ても意味は薄く、体験を左右するのは長時間接続が切れないか、動画のビットレートが落ちないかです。プランの詳細はプランと料金ページにまとまっています。選ぶ前に自分の利用強度と照らし合わせてみてください。
3. 登録と注文:ゼロからアカウントを作る
アカウント、注文、サブスクリプションはすべて同じユーザーパネルの中にあります。マーケティングページはサービスを説明する場所で、実際の注文と引き渡しはパネルで行われます。ですから初めて使うときは、ナビゲーション右端の「ログイン」からパネルへ入ってください。登録もログインもそこです。パネルとマーケティングページは別の入口なので、マーケティングページの「無料トライアル」ボタンを登録フォームと勘違いしないでください。それはパネルの登録ページへ案内するだけです。
登録:必要なのはユーザー名とパスワードだけ
パネルの登録フォームで必要なのはユーザー名とパスワードの 2 つだけです。メールアドレスは不要で、送信すれば完了、確認メールの工程はありません。これは見た目以上に体験に効きます。登録のために一時的にメールアドレスを用意する必要も、確認メールが迷惑メールフォルダに止まる心配もありません。登録後すぐに注文でき、待ち時間がありません。
ユーザー名とパスワードの設定には実用的なコツがあります。ユーザー名は本名を使わず、他のサイトと重複させないでください。パネルやサポートチケットに表示されるためです。パスワードは十分に長くし、よく使うアカウントと使い回さないこと。アカウントには通常の復旧手続きに使えるメールアドレスがないため、忘れた場合はログインページの復旧入口から案内に従うしかありません。ですから「覚えられる強いパスワード」のほうが「複雑すぎて書き留めないと無理なパスワード」より確実です。忘れてしまっても大丈夫で、復旧入口は常にログインページにあります。
登録にメールアドレスは不要で、ユーザー名とパスワードだけで済みます。そのぶん、この 2 つはご自身で保管してください。アカウントには通知や復旧に使えるメールアドレスがないためです。
注文:プラン選択、確認、支払い
ログイン後にプランページへ進むと、3 段階の月額プランと 3 段階のトラフィックパックが並んで表示され、価格と通信量はカードに直接書かれています。1 つ選んでカード上のボタンを押すと注文ページへ進みます。注文ページには選択したプラン、支払金額、課金周期が表示されるので、確認してから支払い方法を選んでください。ここは急がず、金額と選択したプランが一致しているかを確認しましょう。特に下位から上げたときは、ページの既定選択が元のプランのままのことがあります。
支払い方法は 3 つ。Alipay、WeChat、USDT です。前の 2 つは QR コードを読み取るだけ、USDT はステーブルコインを持っている人に向きます。支払いが完了するとページは注文結果に戻り、ステータスが未払いから支払い済みに変わります。途中で支払いページを閉じてしまっても問題ありません。注文一覧にその注文が残り、未払いなら支払いを続けられ、支払い済みならステータスが表示されます。
| 手順 | 行う場所 | 通常表示されるもの | 詰まったときの対処 |
|---|---|---|---|
| 1. 登録 | パネルの登録ページ | ユーザー名とパスワードを入れてそのままパネルへ | ユーザー名が既に存在すると表示されたら別の名前に |
| 2. プラン選択 | パネルのプランページ | 月額プラン 3 段階とトラフィックパック 3 段階が並ぶ | 本章の第 2 節に戻って選び方を確認 |
| 3. 注文の送信 | 注文ページ | プラン、金額、周期が項目ごとに表示 | 金額が選んだプランと違うなら戻って選び直す |
| 4. 支払い | 支払い方法のページ | QR コードまたは送金先アドレス | 時間切れで未払いなら注文一覧からやり直す |
| 5. 確認 | 注文一覧 | ステータスが支払い済みに変わる | 1〜2 分待って再読み込み。変わらなければチケットを作成 |
支払い成功したのに注文が更新されない
多くはコールバックの遅延で、入金がないわけではありません。手順は、まず注文一覧を再読み込みする。変わらなければ 1〜2 分待って再度読み込む。数分経っても未払いのままなら、パネルでチケットを作成し、注文番号、支払い方法、支払い時刻、おおよその取引番号を添えてください。サポートがそれで照合できます。注文を重ねるのはおすすめしません。二重注文は未払いの注文を 2 件作ってしまい、かえって照合が難しくなります。
もう 1 つは「支払ったが金額を間違えた」ケースで、金額を手入力する支払い方法でよく起きます。この場合もまずチケットで状況を伝え、自分でもう 1 筆送らないでください。支払い控えのスクリーンショットを残しておくと照合が早く進みます。
注文とサブスクリプションは別物
注文が記録するのは「何を買い、いくら払い、いつまで有効か」。サブスクリプションは「クライアントがどう接続するか」です。支払いが成功して初めてサブスクリプションが有効になり、しかもサブスクリプションが自動でクライアントに現れるわけではありません。サブスクリプションリンクを手動でコピーしてクライアントにインポートする必要があり、それが第 4 章です。2 つを分けているのは意図的です。同じ人が複数の端末を持ち、端末ごとに 1 回ずつインポートが必要ですが、注文は 1 件で足ります。
これが分かれば、「買ったのに使えない」という戸惑いの多くは消えます。支払いはアカウントに有効期限ができたことを意味するだけで、端末側でインポートを終えて初めて実際に使えるようになります。次の章ではサブスクリプションから説明します。
4. サブスクリプションの取得方法:リンクとは何か、どう入手するか
サブスクリプションはこの流れの中心です。トークン付きのアドレスで、クライアントは定期的にこのアドレスへ回線リストと設定を要求します。回線が調整されたあと、クライアントでサブスクリプションを 1 回更新すれば新しいリストが手に入り、クライアントの再インストールは不要です。つまりクライアントは 1 回入れれば十分で、以降の変化はサブスクリプションを通じて届きます。
サブスクリプションリンクの見た目
形式はごく普通の URL で、末尾にあなた専用のトークンが付きます。例(数値は架空で、構造だけを示すものです):
https://example.com/sub?token=YOUR_TOKEN
このアドレスはアカウントのパスワードに相当します。入手した人はあなたの回線設定を読み取れます。ですから公開グループに貼ったり、スクリーンショットで送ったり、解説動画に映したりしないでください。漏えいが疑われる場合は、パネルでサブスクリプションをリセットすれば古いアドレスは無効になります。その後、各端末で新しいアドレスを再インポートしてください。リセット後は古いリンクが即座に無効になり、接続中の端末は次回の更新時に失敗し、再インポートを促す表示が出ます。
パネルでサブスクリプションを取得する
パネルにログインすると、概要ページとダウンロードページの両方でサブスクリプションを取得できます。概要ページは手早くコピーするのに向き、ダウンロードページは「クライアント + サブスクリプション」をまとめて提供します。まずプラットフォーム別にクライアントをダウンロードし、次にサブスクリプションアドレスをコピーしてください。一部のクライアントは QR コードからのインポートに対応しており、パネルに対応する QR コードも表示されます。クライアントで読み取ればインポートが完了し、手動で貼り付ける手間が省け、スマートフォンで長押しコピーしたときに文字が欠ける心配もありません。
| インポート方法 | 適した場面 | 利点 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| サブスクリプションリンクを貼り付け | すべてのプラットフォーム | 最も汎用的で、失敗時に照合しやすい | 先頭と末尾の空白まで貼り付けないよう注意 |
| QR コードを読み取る | スマートフォン、タブレット | 手入力が不要で、打ち間違いが減る | QR コードにもトークンが含まれるので外部に渡さない |
| 回線を手動で追加 | 一時的な切り分け | 特定の回線だけを試せる | 回線調整後も自動更新されない |
サブスクリプションの更新が必要なとき
更新が必要なのは 3 つの場合です。クライアントの回線リストが空、あるいは明らかに少ない。ずっと調子のよかった回線が急につながらなくなり、同じ地域の他の回線は正常。パネルで回線の調整を見た。更新の入口は各クライアントで通常「サブスクリプションを更新」または「設定を更新」と呼ばれ、押して数秒待てば完了します。更新で通信量は消費されず、他の端末の接続にも影響しません。
逆に、頻繁に更新する必要はありません。サブスクリプションに保存されているのは回線リストと接続パラメータで、リアルタイムの状態ではありません。1 日に何度も更新しても速くなるわけではなく、更新の瞬間に現在の接続が短く切れるだけです。「つながらないときはまず 1 回更新」という習慣で十分で、日常操作にする必要はありません。
サブスクリプションと「台数無制限」の関係
台数無制限とは、同じサブスクリプションを何台の端末にでもインポートできるという意味です。ただし 2 点に注意してください。1 つは、すべての端末が同じ通信量プールを共有すること。5 台同時に動画を見るのと 1 台で見るのでは消費速度がまったく違います。もう 1 つは、同じサブスクリプションを複数端末で同時に接続しても、それぞれが自分の回線を選び、互いに影響しないこと。端末ごとに個別購入する必要もありません。だからプラン選びでは端末数ではなく通信量だけを見るのです。
家に端末が多い場合は、インポートの順番を決めておくとよいでしょう。まず主力端末(仕事用のノート PC かデスクトップ)に入れて正常に接続できることを確認し、それからスマートフォン、タブレット、テレビボックスへ広げます。1 台ずつ増やせば、問題が出たときにどの端末が変数を持ち込んだか特定しやすくなります。一度に全部入れてから切り分けると、かえって 1 台ずつ除外していくことになります。
サブスクリプションリンクにはトークンが含まれ、パスワードと同じ扱いです。漏えいが疑われるときはパネルでサブスクリプションをリセットすると古いリンクが即座に無効になります。その後、各端末で新しいリンクを再インポートしてください。
5. 5 プラットフォームのクライアント:順にサブスクリプションをインポート
5 つのプラットフォームのクライアントはすべてパネルのダウンロードページから取得します。インストール後の流れはほぼ共通です。クライアントを開き、インポートの入口を見つけ、サブスクリプションリンクを貼り付けるか QR コードを読み取り、回線リストの読み込みを待ち、回線を 1 つ選んで接続を押します。違いは主に初回インストール時のシステム通知と権限確認です。以下、プラットフォームごとに説明します。具体的なダウンロード入口はすべてパネルのダウンロードページにあり、ログイン後にプラットフォームを選ぶだけです。
Windows
パネルのダウンロードページから Windows クライアントを取得し、ダブルクリックでインストール、あとは「次へ」で進むだけです。初回起動後にまず 3 つのことをします。サブスクリプションリンクをインポート欄に貼る、回線リストの読み込みを待つ、回線を選んで接続を押す。接続に成功するとタスクトレイのアイコンが接続済みの状態に変わります。設定で「スタートアップ時に起動」と「起動後に自動接続」をオンにしておくと、毎回手動で押す必要がありません。出張が多く、起動しただけで通信量を消費したくない場合は、この 2 つはオフのままが適しています。
Windows で最も多いのはシステムプロキシが有効にならない問題です。クライアントは接続済みなのに、ブラウザでは目的のサイトが開けない。この場合はまず、クライアントの接続モードが「直結」や「ルールのみ」で止まっていないかを確認し、次にシステムプロキシのスイッチが他のソフトに戻されていないかを見ます。セキュリティソフトがシステムプロキシ設定をリセットすることがあり、「つないだ直後は使えるのに、しばらくするとだめになる」という症状になります。こうした規則的な失敗では、まずセキュリティソフトのプロキシ保護を確認してください。詳しい手順は Windows をゼロから にあります。
macOS
macOS クライアントもパネルのダウンロードページから取得します。初回起動時に「開発元を検証できません」と表示されることがあり、システム設定のプライバシーとセキュリティで 1 回だけ許可する必要があります。この手順は初回インストール時だけで、以降は出ません。許可後にクライアントを開き、サブスクリプションをインポートし、回線を選んで接続します。流れは Windows と同じです。
macOS で注意したいのはネットワーク拡張の許可です。クライアントが初めて接続するときにネットワーク設定の追加を求められるので、必ず許可してください。許可しないと接続はすぐに切れます。誤って許可しないを押した場合は、システム設定のネットワークで関連する設定を削除し、もう一度接続すれば再び許可を求められます。また macOS は Wi-Fi と有線を切り替えるときにネットワークインターフェースを作り直すため、まれに接続が切れます。その場合は接続を押し直せば復帰します。
iOS
iOS のクライアントは、パネルにログインしたうえでダウンロードページの案内に従って取得します。インストール後にクライアントを開き、サブスクリプションをインポートし、回線を選んで接続を押すと、システムが「VPN 構成を追加」の確認ダイアログを出します。許可し、必要に応じて端末のパスコードを入力します。これはシステムの動作で、クライアントが余分な権限を求めているわけではありません。許可すると構成はシステム設定に保存され、以降の接続で繰り返し確認されることはありません。
iOS の省電力機構はバックグラウンドで接続を回収します。画面ロック後しばらくして再接続が必要になるのは、回線の問題ではなくシステムの制限です。長時間つないでおきたい場合は、クライアントをバックグラウンド更新の許可リストに入れ、接続中にアプリを手動で終了しないようにしてください。手動で終了するとシステムは不要と判断し、バックグラウンドの接続もまとめて破棄されます。
Android
Android クライアントはパネルのダウンロードページからインストールパッケージを取得します。初回インストール時に「提供元不明のアプリを許可」と表示されるので 1 回許可します。インストール後は、その提供元の許可スイッチを元に戻し、システム既定の安全設定を保つことをおすすめします。クライアントを開いてサブスクリプションをインポートし、回線を選んで接続すると、ステータスバーに接続表示が出ます。
Android でよくあるのはバッテリー最適化による切断です。省電力のためにシステムがバックグラウンドの接続プロセスを停止します。システム設定のバッテリー最適化でクライアントを最適化対象外にすると、切断の頻度は明らかに下がります。一部のカスタム OS はバックグラウンドの自動起動も追加で制限するため、アプリ管理で個別に許可しないと、再起動のたびに手動でクライアントを開くことになります。
Linux
Linux クライアントもパネルのダウンロードページから取得します。インストール後のサブスクリプションのインポート方法は他のプラットフォームと同じで、違いは Linux ではコマンドラインやデスクトップ環境のネットワーク設定と組み合わせて接続を管理する使い方が一般的なことです。ターミナルをよく使うなら、サブスクリプションをインポートしたあとクライアントをバックグラウンドで動かしておき、デスクトップ環境のネットワークインジケーターで回線を切り替えることも、クライアントのコマンド説明に従って操作することもできます。
Linux で注意したいのは権限です。トンネルの確立には通常より高い権限が必要で、クライアントが昇格を要求します。システムのポリシーが許可しない場合は接続が失敗し、メッセージが表示されます。その場合は案内に従ってクライアントに必要な権限を設定してください。システムの安全機構を切る必要はありません。また、ディストリビューションやデスクトップ環境によってトレイアイコンの対応度が異なります。トレイアイコンが見えない場合は、コマンドラインで状態を確認するほうが確実です。
| プラットフォーム | 取得方法 | 初回設定の要点 | よくあるつまずき |
|---|---|---|---|
| Windows | パネルのダウンロードページ | インストール後にサブスクリプションをインポート、必要に応じて自動起動を有効化 | システムプロキシが効かない、またはセキュリティソフトにリセットされる |
| macOS | パネルのダウンロードページ | 開発元の確認とネットワーク拡張の許可 | 誤って許可しないを押すと接続がすぐ切れる |
| iOS | パネルのダウンロードページから案内に従って取得 | VPN 構成の追加を許可 | バックグラウンドでシステムに回収される |
| Android | パネルのダウンロードページ | インストール元を許可し、バッテリー最適化を解除 | バックグラウンドプロセスがシステムに停止される |
| Linux | パネルのダウンロードページ | 案内に従ってトンネル確立の権限を付与 | 権限不足で接続に失敗 |
5 プラットフォームのクライアントとサブスクリプションはすべてパネルのダウンロードページから取得します。サイト内にインストーラーの直リンクはありません。これによりクライアントのバージョンとサブスクリプション形式が常に一致し、回線調整後はサブスクリプションを更新するだけで済み、クライアントの再インストールは不要です。
6. 接続と確認:通信が本当に回線を通っているか確かめる
接続を押して「接続済み」と表示されても、それはクライアントとある回線の間にトンネルができたというだけで、端末上の通信が本当にそのトンネルを通っているとは限りません。間にはシステムプロキシ、ルーティング規則、アプリ単位のプロキシ設定が挟まります。ですから初回設定のあとに数分かけて 1 回確認しておく価値があります。1 回通れば、その後の長期利用で繰り返す必要はほぼありません。
まず回線を正しく選ぶ
回線選びには 3 つの軸があります。1 つ目は用途です。AI ツール系のサービスは出口地域と長時間接続の安定性に敏感なので、IEPL 専用線を優先します。動画配信は地域次第で、目的のサービスがある地域の回線を選びます。通常の Web 閲覧なら直結か最寄りの地域で十分です。2 つ目は回線タイプで、専用線は安定、中継は対応範囲が広く、直結は経路が短い。3 つ目は地域です。同じサービスでも出口地域によって挙動が変わることがあるため、よく使うサービスには 1 本固定したほうが、毎回ランダムに選ぶより安定します。
| 利用シーン | 優先する回線タイプ | 地域の選び方 | 説明 |
|---|---|---|---|
| AI ツールの長い対話 | IEPL 専用線 | 対象サービスの主要サービス地域 | 長時間接続は揺らぎに弱いので専用線を優先 |
| 動画配信の再生 | IEPL 専用線 / 中継 | コンテンツの提供地域 | 地域が違うと該当のライブラリが見えない |
| 通常の Web と検索 | 直結 | 最寄りの地域 | 経路が短く応答が速い |
| 大容量ファイル転送 | IEPL 専用線 | 対象サーバーの所在地域 | 遅延より帯域の安定が重要 |
出口 IP を確認する
接続後にブラウザで「私の IP」を検索し、返ってくる所在地を見ます。所在地が選んだ回線の地域と一致していれば、通信は確かにその回線から出ています。ローカルの所在地が表示されるなら、通信は回線を通っていません。クライアントが直結モードのままか、システムプロキシが効いていない可能性があります。
注意したいのは、ブラウザが回線を通っているからといって、すべてのアプリがそうとは限らないことです。ルーティングを有効にしたクライアントはリスト内の通信だけを引き受け、他のアプリはローカルネットワークのままです。特定のアプリを確認するには、そのアプリ内で同じ検証をします。そのアプリでその地域でしか使えないページを開き、開ければ正しく通っています。
DNS を確認する
DNS 解決は「あるドメインにアクセスするとき誰に問い合わせるか」を決めます。DNS 要求がローカルのプロバイダに送られたままだと、通信が回線を通っていても、解決結果が最寄りのノードへ誘導され、「ページは開けるが内容が目的の地域のものではない」という現象が起きます。確認方法はターミナルで解決クエリを 1 回実行します。
nslookup example.com
返ってきた解決サーバーがクライアントの設定したアドレスかどうかを見ます。多くのクライアントは接続後に DNS を自動で引き継ぐので、追加設定は不要です。それでもローカルのプロバイダのアドレスが返る場合は、クライアントの DNS 関連のスイッチがオンか確認してください。この手順は「ページは開けるが地域が違う」ときの切り分けに特に有効で、回線を何度も替えるより早く原因にたどり着けます。
アプリ単位で確認する
クライアントがアプリ単位のルーティングに対応している場合、指定したアプリだけ回線を通せます。確認は簡単で、対象のアプリで回線を通さないと開けないページにアクセスし、開ければルーティング規則が効いています。開かない場合は、そのアプリがルーティング対象に入っているか、規則モードが「ルールのみ」になっているかを確認します。アプリによっては独自のプロキシ設定を持ち、システムプロキシを迂回します。そうしたアプリはそのアプリの設定で個別に構成する必要があります。
つながっただけでは正しく通っているとは限りません。出口 IP、DNS、対象アプリの 3 つを確認して初めて設定完了です。3 ステップ確認の詳しい版は 3 ステップの確認方法 にあります。
確認が終わったら
確認が通ったら、その回線を固定しておきます。クライアントには通常「お気に入り」や「ピン留め」があります。次回の接続で探し直す必要がなくなります。よく使うサービスが複数あり地域要件が違うなら、用途ごとに 1 本ずつ固定し、切り替えは地域名ではなく用途で選ぶと迷いが減ります。たとえば「AI ツール」に専用線を 1 本、「動画配信」に該当地域の回線を 1 本、「日常閲覧」に直結を 1 本。3 本で足り、十数の都市名を覚える必要はありません。
あわせて、確認結果をメモしておくことをおすすめします。どの回線、どの時間帯、どんな挙動だったか。回線の調子は時間帯で変わり、夜のピークと昼の差が回線間の差より大きいこともあります。1〜2 回記録があれば、次に回線を替えるときの根拠になり、勘で何度も試す必要がなくなります。
7. 日常メンテナンス:通信量、端末、更新
設定が終わったあと、日常で気にするのは 3 つだけです。残りの通信量、どの端末が使っているか、いつ更新やアップグレードをするか。いずれもパネルで確認でき、追加のツールも毎日のチェックも要りません。
通信量の確認とリセット
パネルの概要ページに、現在の周期の使用済み通信量と残量が表示されます。月額プランの通信量は利用開始日を基準に毎月リセットされ、リセット後は使用済みがゼロになります。使い残しは次の周期に繰り越されません。ここがトラフィックパックと違い、トラフィックパックは使い切るまで有効で期限がありません。ある月に消費が明らかにいつもより速いと感じたら、すぐプランを上げる前に、同期や更新がバックグラウンドで動いていないか確認してください。
複数端末の同時利用
台数無制限とは、スマートフォン、タブレット、ノート PC、デスクトップ、ルーターに同じサブスクリプションを同時にインポートできるという意味です。実際に使うときの経験則は 2 つ。1 つは、よく使う端末は回線を固定し、端末ごとにランダムに選んで体験がばらつくのを避けること。もう 1 つは、通信量の多い端末(常時動画を流すテレビボックスなど)には別の回線を割り当て、問題が出たときにどの端末が通信量を占めているか特定しやすくすることです。
3 台目以降は、パネルに簡単な記録を残すことをおすすめします。どの端末が、どのプラットフォームで、どの回線に固定しているか。端末が増えると、問題時に最も混乱するのが「どの端末がまだつながっているのか」です。記録があれば時間をかなり節約できます。
アップグレード、更新、トラフィックパック
アップグレードはパネルのプランページで行います。下位から上位へ変えると、差額が残り日数で按分され、1 か月分を買い直す必要はなく、使用済みの通信量もゼロになりません。更新も同じくプランを選んで注文し、更新後は有効期限が延長されます。トラフィックパックは月額プランとは別の系統で、毎月リセットされず、使い切るまで有効、期限なしです。月額プランが足りないときの補填にも、使用量の変動が大きい人にも向いています。
| やること | 行う場所 | 説明 |
|---|---|---|
| 使用済み通信量を確認 | パネルの概要ページ | 利用開始日を基準に毎月リセット、使い残しの繰り越しなし |
| プランをアップグレード | パネルのプランページ | 差額は当月の残り日数で按分 |
| 更新 | パネルのプランページ | 有効期限が延長され、接続中の端末に影響なし |
| 通信量を追加 | パネルのプランページ | トラフィックパックは使い切るまで有効、期限なし |
| サブスクリプションをリセット | パネルの概要ページ | 旧アドレスが無効になり、各端末で再インポートが必要 |
| 返金を申請 | パネルのサポートチケット | 7 日間の無条件返金 |
返金の申請方法
7 日間の無条件返金で、初回の支払いから起算します。申請の入口はパネルのサポートチケットです。新規チケットを作成し、返金を希望する旨と注文番号を添えればよく、理由を書く必要はありません。返金は元の支払い経路に戻り、着金までの時間は支払いチャネルによります。1 点注意したいのは、返金後にアカウントのサブスクリプションが無効になることです。各端末のクライアントは再インポートするかアンインストールして、つながらない設定が残り、次回起動時にエラー表示が繰り返されるのを避けてください。
有効期限前に起きること
有効期限が近づくとパネルに通知が出て、期限後はクライアントの接続が停止します。使っている最中に急に切れるのを避けるため、期限の数日前に更新することをおすすめします。更新は現在の接続に影響せず、サブスクリプションの再インポートも不要です。プランを変える予定なら、更新時に新しいプランを選べば、システムは新プランで課金し、使用済みの通信量もゼロになりません。
しばらく使わない期間があっても、慌てて更新する必要はありません。アカウントと注文の記録は保持され、更新すればサブスクリプションが復活します。各端末でサブスクリプションを 1 回更新すれば使い続けられ、クライアントの再インストールは不要です。トラフィックパックはなおさらで、毎月消費されるわけではなく、置いておいても期限切れになりません。
8. 応用設定:ルーティング、家中の構成、トラブル対処
第 7 章までで日常利用に問題はなくなります。この章はもう一歩進みたい人向けです。回線に引き受けさせる通信をどう絞るか、家中の端末をまとめてつなぐにはどうするか、問題が出たときどの順で切り分けるか。
ルーティング:通すものは通し、直結すべきは直結
すべての通信を回線に押し込むのは得策ではありません。ローカルサイトが回り道して戻ってくるので遅くなるうえ、通信量も無駄に消費します。ルーティングの役割は線を引くことです。リスト内の通信は回線を通し、リスト外はローカルネットワークを通します。クライアントには通常 3 つのモードがあります。グローバル(すべて回線を通す)、ルール(リストで振り分け)、直結(どれも通さない)。普段はルールモードを使い、「回線の問題かルールの問題か」を切り分けるときだけ一時的にグローバルへ切り替えます。
ルール一覧は通常 3 種類に分かれます。ドメイン規則、IP レンジ規則、アプリ規則です。ドメイン規則は最も分かりやすく、回線を通したいドメインを追加するだけです。IP レンジ規則は、ドメインが頻繁に変わるのに出口の IP レンジが比較的固定されているサービスに向きます。アプリ規則はプロセスで判断するので、デスクトップ向けです。規則が衝突した場合はより具体的な規則が優先されるので、例外はより精密なドメインとして書けばよく、規則全体を削除する必要はありません。
ルーターと家中の構成
サブスクリプションをルーターに載せれば、家中の端末はそれぞれクライアントを入れなくても回線を通れます。利点は、テレビ、ゲーム機、スマート家電などクライアントを入れにくい端末もカバーできること。代償は設定のハードルが高く、家中で同じ通信量プールを共有するため、1 台が大流量を流すとすべての端末に影響することです。
前提条件は 3 つ。ルーター自体が該当するプラグインや機能に対応していること。ルーターの管理画面に入れること。規則の調整に時間をかける気があること。このどれかが満たせないなら、端末ごとにクライアントを入れるほうが手間が少ない選択です。より詳しい比較は ルーターと家中の構成 にあり、こうした構成に向かない家庭についても触れています。
トラブル対処:順番に切り分け、当てずっぽうに試さない
トラブル対処で最も避けたいのは、複数の箇所を同時に変えることです。正しい順序は下から上へ。まずアカウントとサブスクリプションが有効か確認し、次にクライアントが接続できているか、次に通信が回線を通っているか、最後に対象サービス自体を見ます。各層に明確な判断材料があり、1 層ずつ除外するほうが再インストールを繰り返すよりずっと速いです。クライアントの再インストールは最後の手段で、最初の反応ではありません。再インストールはサブスクリプションと規則を消してしまい、すでに除外した変数を呼び戻すことになります。
| 症状 | 最も可能性の高い原因 | 対処の順序 |
|---|---|---|
| クライアントが接続できない | サブスクリプションの期限切れ、回線の一時的な不通、ローカルネットワークの異常 | まずサブスクリプションを更新、次に別の回線、最後にローカルネットワークで普通に通信できるか確認 |
| 接続できたが目的のサイトが開けない | ルーティング規則が目的のサイトを直結に入れている | 一時的にグローバルモードで確認。開ければ規則の問題 |
| 特定のアプリだけ回線を通らない | そのアプリがルーティング対象外、または独自のプロキシ設定を持つ | アプリをルーティング対象に追加。アプリ自身のネットワーク設定も確認 |
| 速度が明らかに遅い | 回線の混雑、バックグラウンド処理の通信、ローカルネットワークの揺らぎ | 同じ地域の別回線と比較。概要ページで通信量の消費を確認 |
| 頻繁に切断される | OS の省電力ポリシー、無線信号の不安定さ | バッテリー最適化を解除。有線またはより安定した無線に変更 |
| サブスクリプションの更新に失敗する | サブスクリプションアドレスの失効、ネットワークの一時的な不通 | サブスクリプションアドレスをコピーし直す。ローカルネットワークが正常か確認 |
サポートに連絡すべきとき
自分で一通り切り分けても解決しないなら、チケットを作成する時です。チケットには 4 点を明確に書きます。プラットフォームとクライアント、問題の出た回線名、具体的な症状(つながらない / つながるが開けない / 遅い)、おおよその時刻。この 4 つが揃えばサポートが直接特定でき、往復の質問が要りません。注文や返金に関わる場合は注文番号も添えてください。
また、サイト内の ヘルプセンター では、アカウント、接続、速度、課金の 4 分類でよくある質問を整理しています。多くの疑問はそこで直接答えが見つかり、チケットの返信を待つより速いです。回線構成の詳細はグローバル回線、AI ツールと動画配信の回線選びは AI ツールの高速化 と 視聴サポート の 2 ページにあります。予算が限られていて、この価格帯で何が買えるかを先に知りたい場合は、月額 10 元以内で何が買えるか に項目ごとの比較があります。
このマニュアルを手元に
このマニュアルは利用開始から応用までを網羅していますが、すべてを一度に覚える必要はありません。よく使うのは実質 3 つだけです。つながらないときはまずサブスクリプションを更新、開けないときはまずルーティング規則、通信量がおかしいときはまずバックグラウンド処理。この 3 つを覚えておけば、ほとんどの問題は自分で解決できます。残りは第 8 章の表と照合するか、チケットを作成してください。